ミニガイドNo.5「びわ湖・淀川の貝」
販売価格: 300円(税込)
商品詳細
はじめに
琵琶湖は日本一大きい湖です。大きいだけでなく、そこにすむ生物の種類が多いことでも日本一の湖です。貝のなかまもいろいろな種類が知られていて、琵琶湖の貝を全種類見れば、日本の川や湖にすむ貝の大半の種類を見たことになるくらいです。
この小冊子では、琵琶湖と、そこから流れでた淀川にすむ貝を、できるだけたくさん紹介します。ほかの川や池の貝を調べるときも、きっと役にたつと思います。淡水にすむ貝は、似たものが多いうえ貝殻の変化も大きく、種類を見わけるのに悩ませられることがあります。
また、地味なものが多いので、あまり人気がないかも知れません。そこで、まず貝の名前を知ってもらおうと、できるだけ見わけるポイントを図示するように心がけました。この小冊子を片手に川や池に行き、淡水にすむいろいろな貝に親しんでください。
川や池や湖は、汚れがひどくなったり、その岸や底はコンクリートで固められてしまったり、埋め立てられてしまったりして、多くの生物がいなくなってしまいました。みなさんの近くの川や池は、どうでしょうか。この小冊子が貝に親しむことに少しでも役だち、川や池や湖が、前よりも身近で楽しいところになってくれることを願っています。
目次
はじめに
1.解説編
1.淡水にすむ貝
2.琵琶湖の貝
3.琵琶湖と淀川
2.図説編
A.巻貝のなかま
1.カワニナのなかま
2.マメタニシ
3.ビワコミズシタダミ
4.タニシのなかま
5.その他の巻貝(有肺類)
B.二枚貝のなかま
1.イシガイのなかま
2.シジミのなかま
3.マメシジミのなかま
3.付録 古琵琶湖層と貝の化石
和名索引
□1990年3月31日発行
□図と文:石井久夫
□B6全38頁