干潟ベントスフィールド図鑑 改訂3版

干潟ベントスフィールド図鑑 改訂3版

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商品詳細

たいへんご好評につき、学名・和名など分類学的情報を更新した改訂3版が出版されました!


出版社: 日本国際湿地保全連合
発行: 改訂3版 2023年6月
ISBN: 978-4-9908205-1-0
商品の寸法: 105×170mm (ソフトカバー)
ページ数: 262頁

【著者】
鈴木孝男(みちのくベントス研究所)
木村昭一(三重大学生物資源学部)
木村妙子(三重大学大学院生物資源学研究科)
森 敬介(ひのくにベントス研究所)
多留聖典(東邦大学理学部東京湾生態系センター)

【内容紹介】
この「フィールド図鑑」には、南西諸島(屋久島、種子島以南)を除く日本の沿岸域の干潟で生息が確認されたベントス(底生生物:貝やカニやゴカイの仲間のこと)のうち、干潟で調査を行なったときによく見つかる種類(492種+比較種11種)の写真を掲載した。写真には、適宜、同定(手にとった生物がどの種類であるかの判定)のポイントを示した。
ここに紹介したベントスには、干潟の周囲にある転石の下や護岸壁に付着している種類、あるいはヨシ原を生活の場にしている種類も含まれている。野外において目視での同定ができる種類を中心に取り上げた。しかし、多毛類(ゴカイの仲間)や小型の甲殻類(軟甲類)のように、分類群によっては、ルーペや顕微鏡での観察が必要な種類もある。そのため、この図鑑では、同定に専門的な知識が必要な種類が多い分類群については、一部の種類のみを扱っている。
また、同定が困難な種類については、近似種を含んだ種群、あるいは高次の分類群レベルで示した。なお、図中のスケールは大きさの目安である。
同じ分類群における写真の順番は、よく似た種類や、同じような環境で見つかる種類が近くになるように配列されている。これは、野外でできるだけスピーディーに、かつ正確に、同定ができるための工夫である。そのため、必ずしも「種類の解説」の順番とは一致していない。
せっかく調査を行なっても、同定が不正確だったりすると、その記録の価値はなくなってしまう。したがって、このフィールド図鑑の利用に際しては、正しい同定をするために、「種類の解説」を合わせて参照していただきたい。「種類の解説」には、各種の特徴や、外部形態がよく似た種類との区別点が記されているので、そこを比較したりチェックすることで、現場での同定が容易になる。