ミニガイドNo.27「大阪の川原の石ころ」

ミニガイドNo.27「大阪の川原の石ころ」

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商品詳細

はじめに

 川原に出かけたことがありますか? 砂や泥からできている川原もありますが、ほとんどの川原には石ころが見られます。川の中流域なら、ほとんどが石ころからできている川原もあります。
 これらの石ころは上流にある山で、岩石が崩れたりしたものが、川で流されて運ばれてきたものです。つまり、川原にある石ころは、その場所よりも上流に見られる地層や岩石が、石ころとなって運ばれてきたものです。石ころのもとになった地層や岩石が見られる崖では、その場所の岩石だけしか観察できませんが、川原ではいろいろなふるさとを持った石ころが集まっているので、多くの種類の岩石(石ころ)を観察することができます。言い換えれば、川原の石ころは上流に見られる地層や岩石を集めた図鑑のようなものなのです。
 このミニガイドでは、大阪周辺の川ごとに、石ころが観察しやすい川原とそこで見られる石ころの紹介をしています。川ごとに流れている流域の地質が違うので、それぞれの川原で見られる石ころの種類や特徴も違っています。紹介している川を全部征服したら、大阪周辺で見られる岩石の見分け方(分類)に詳しくなるでしょう。


目次

大阪の地形と地質
岩石を見分けるコツ…1
岩石の分類…2
コラム:流域と水系…7
芥川と淀川本流の石ころ…8
木津川の石ころ…13
猪名川の石ころ…18
コラム:人口の石ころ…24
コラム:石川のチャート…31
紀の川の石ころ…32
 
参考
大阪の地質をよく知るには、博物館発行のミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」が参考になります。


□著者:川端清司・中条武司
□発行日:2015年3月31日発行
□A5版全36頁