Nature Study [ 59巻 7号 ]

□　表紙「しりなし漆づつみ甚兵衛の小家」（浪花百景より）　／　石田　惣
□　大阪湾の湾奥の原風景　／　石田　惣
□　プロジェクトＵ都市の自然調査レポート　大阪に外来鳥ハッカチョウ分布拡大中　／　和田　岳
□　大阪府高槻市からヒゲナガサシガメを採集　／　高田　兼太
□　二段重ねのキイロスズメバチの巣　／　樽野　博幸
□　小難しい学芸員のやさしい小咄　ウスパキトンボの旅行の謎　／　金沢　至
□　カマキリの単為生殖を確認　／　多田　実央
□　ヒメイワダレソウとアオスジアゲハ　／　河合　正人

表紙：「しりなし漆づつみ甚兵衛の小家」（浪花百景より）
浪花百景は大阪の名所100撰を描いた江戸末期の錦絵（色刷りの浮世絵版画）集で、これは尻無川河口を描いたもの。右手に広がるのは江戸中期（元禄時代・17世紀末ごろ）に干拓して作られた新田。堤防には捕強のためにハゼノキが植えられていて、紅葉の名所でもあった。本文2ページも参照。特別展「いきもの いっぱい 大阪湾」ではこの錦絵を展示します。
＜博物館学芸員：石田　惣＞

2013年7月10日発行　B5版　12頁