Nature Study [ 56巻 6号 ]

Nature Study [ 56巻 6号 ]

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商品詳細

 も く じ

□ 「アジア」が勢力拡大し、「アメリカ」は衰退した? '80年代と'00年代の比較 / 石田 惣・プロジェクトYカブトエビ班
□ 淀川水系 歩いて採って考えて(その8・甲虫班の巻)淀川水系の斑 / 初宿 成彦
□ 大阪市立自然史博物館 第41回特別展「みんなでつくる淀川大図鑑-山と海をつなぐ生物多様性-」のご案内
□ 堺市におけるユーカリハムシの分布調査 / 下湯瀬 可奈子・下湯瀬 夏生
□ 小難しい学芸員のやさしい小咄 アラカシとうどんこ病 / 佐久間 大輔
□ マレーシアで問題となりつつあるアリTetraponera rufonigraについて / 角野 智紀
□ 行事の記録 ジュニア学芸員になろう! セミのぬけがらの中の生物を調べよう
□ 新評議員の自己紹介(その3) -山崎俊哉さんと宮崎智美さん-
□ 「大阪市立自然史博物館研究報告」および「大阪市立自然史博物館自然史研究」インターネット公開に関する告知(お願い)
□ 特別陳列「三木 茂博士が収集したメタセコイア化石と水草標本」のご案内
□ 大阪バードフェスティバル2010を11月に開催

表紙 -江戸時代に描かれたホウネンエビ-
 江戸後期の本草書「博物図」に描かれた「エビ虫」。雄の頭部の分枝した触角や尾脚の朱色の特徴から、おそらくホウネンエビで間違いない。1831(辛卯)年6月に田の土から出たとあり、庶民は「メデタムシ」と呼んで飼っていると書かれているが、金魚に比べればごく短命だっただろう。博物図第十九冊(国立公文書館蔵)より所蔵者の許可を得て転載(原図の余白を一部削除)。上図はホウネンエビの全身と雄の触角を伸ばした写真。ホウネンエビは鰓脚に緑藻が着生して緑色を帯びることがある。<石田 惣:博物館学芸員>

2010年6月10日発行 B5版 16頁