「夢蛤電子版」販売開始

夢の電子化、遂に実現。
「夢蛤電子版」

 初の本格貝類図鑑「原色日本貝類図鑑」の著者・吉良哲明氏が1946(昭和21)年から14年間にわたって謄写版で編集・発行した貝類研究誌「夢蛤(ゆめはまぐり)」。アマチュアからプロに至る数多くの研究者が投稿し、終戦直後の学問復興期に貝類学の自由な議論と情報交換の場を創出した媒体として知られています。

 その「夢蛤」の完全電子化が遂に実現しました。創刊号から最終号までの全100号、約4000ページ分の本文を日本貝類学会会員の松村勲氏が手入力でテキストデータ化し、高解像度でスキャンした図版を再配置して、キーワードによる全文検索が可能なPDFに翻刻しました。原典参照用に各ページの複写画像から構成した高精細画像版PDFも全号収録。貝類以外にも、高度成長期以前の貴重な自然史情報が満載です。日本の近代貝類学先達の知へ、あなたのデスクトップからアクセスしてみませんか。