ミニガイドNo.8「大阪湾のフジツボ - 全14種の解説と見分け方 -」

ミニガイドNo.8「大阪湾のフジツボ - 全14種の解説と見分け方 -」

販売価格: 300円(税込)

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商品詳細

はじめに


フジツボは、いその自然観察にかならず登場するおなじみの生物です。また、みなとの堤防や消波ブロックなどにもたくさん付いている身近な生物です。
フジツボのからだのつくりや生活方法はじつにユニークなもので、生物の進化を考えていく上で重要な存在となっています。また、水質や波当たりの強さなどのちがいによって、すんでいるフジツボの種類とその組み合わせが変わっていくので、生物と環境との関係を考えていく上でも興味深い研究材料です。
潮が引いている間は、殻の蓋を閉じてじっとしているだけで、あまり関心をひくことはありませんが、知れば知るほど興味のつきない生物がフジツボであるといえるでしょう。
大阪湾からは14種のフジツボが記録・報告されています。その中には近年日本に入ってきた帰化種、あるいは最近ほとんど見られなくなった種などもあります。本書にはそれらをふくめた全種を収録し、種類の見分け方にウェイトをおいて解説しました。これによって、大阪湾だけでなく、瀬戸内海をはじめとした本州・四国・九州の暖流域の海岸で見られるほとんどのフジツボの名前がわかるようになるでしょう。
本書はフィールドでも使えるようにコンパクトに仕立てています。ご活用下さい。



目次


はじめに
フジツボの生活とからだのつくり
フジツボの殻
大阪湾のフジツボの見分け方(検索表)
イワフジツボ
ケハダカイメンフジツボ
サンカクフジツボ
アカフジツボ
オオアカフジツボ
シロスジフジツボ
ドロフジツボ
サラサフジツボ
タテジマフジツボ
ミネフジツボ
ヨーロッパフジツボ
アメリカフジツボ
ムツアナヒラフジツボ
クロフジツボ
いそ観察とフジツボ
環境指標としてのフジツボ
参考文献



□1991年3月31日発行
□文・図・写真:山西良平
□編集・発行:大阪市立自然史博物館
□小B6版全38頁