Nature Study [ 56巻 10号 ]

Nature Study [ 56巻 10号 ]

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商品詳細

 も く じ

□ 堺にあがったマッコウクジラの記録 埋立地から砂場まで / 和田 岳
□ 最後の晩餐はダイオウイカ / 石田 惣
□ 大阪府におけるオナモミ類の変遷 / 藤井 伸二・高倉 耕一
□ 桜之宮「水の広場」のクロベンケイガニ / 山西 良平
□ 小難しい学芸員のやさしい小咄 今だからもう一度生物多様性 / 佐久間 大輔・宮川 五十雄
□ 「大阪バードフェスティバル2010 -鳥から生物多様性を考える-」開催のご案内
□ 退職ごあいさつ 内貴章世

表紙 -グロッソプテリスの葉化石-
産地:オーストラリア。時代:古生代ペルム紀(約2億6000万年前)。長さ:11cm。名前はグロッソ(舌)+プテリス(葉)で「舌のような形をした葉」という意味。大きいものでは長さ1mにもなる。特徴的な網目状の葉脈をもつ。絶滅した裸子植物で、現在は海で隔てられた、南極、オーストラリア、アフリカ、インドの各大陸で発見されることから、ゴンドワナ大陸が存在した証拠の一つとされる。ゴンドワナ大陸の氷河周辺の湿地に生育していた落葉樹と考えられている。この標本は、現在開催中のINAXギャラリーの植物化石展(12ページ)で展示されている。<塚腰 実:博物館学芸員>

2010年10月10日発行 B5版 16頁